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Googleがパーソナライズを加速

 

Googleがパーソナライズを加速

Googleが以前から進めている検索結果の「パーソナライズ」が大きな進化をしたようです。
今までのパーソナライズは、ローカル上のクッキーをもとに検索結果を自動でカスタマイズするというものでしたが、今回リリースされたのは、「自分自身で好きな検索結果画面を作ることができる」という、とってもアナログ的なパーソナライズです。

2009年5月6日、上図のようにGoogleの検索結果画面にユーザーが画面をカスタマイズできる機能がいくつか付きました。現在、この画面はすべてのユーザーに表示されるわけではなく、一部のユーザーでのみ確認可能で、Googleにログインした場合にのみ表示されます。

今回追加された機能は大きく分けて3つです。タイトルの横に設置されたボタンか、URLの横に付いたボタンで次のことが操作できます。

1.「順位を上げる」機能
2.「検索結果から除外」機能
3.「コメント投稿」機能

「順位を上げる」ボタンをクリックすると、その場で順位が上位に移動します。

「検索結果から除外」ボタンをクリックすると、その場で結果から煙と共に消えてなくなります。
ひ〜怖い。
なお、本当に消えてなくなるのではく、結果の一番下に移動するだけで、「表示する」ボタンを押すと表示されます。

「コメント」ボタンをクリックすると、その場でウェブページにコメントを書き入れることができます。
ただし、このコメントは世界共有で公開されるわけではなく、自分が使用する場合のみ表示されます。
まあ、メモみたいなものですね。

次々と進化するパーソナライズですが、今回のGoogkeの狙いは「情報収集」でしょう。

ユーザーが画面をカスタマイズした情報はすべてGoogleに送信されます。
ユーザーが、どのようなウェブページを好む傾向にあるのか、また、どのようなウェブページを嫌う傾向にあるのか、などを収集して今後の検索結果に反映するものと思われます。

Googleは、すでに世界中のウェブページを統計的に整理して、かなり正確に、機械的(自動的)にウェブページの「良し悪し」を判断できるようになっています。
今後、Googleが欲しい情報はユーザーの行動や心理といったアナログ的なデータなのは必然ですから、今回の実験(?)でさらにアルゴリズムの進化が見込めそうです。