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ページ内の文字数は多い方がいい?

 

ページ内の文字数は多い方がいい?

ページ内の文字数が多いと評価は高くなる?

一般的にWebページの文字数(テキスト)は、ブラウザー上で見えるもの(可視)と見えないもの(不可視)に分けられます。
ブラウザー上で見えるテキストとは、ブラウザー画面上で目視確認できるものを指し、見えないテキストとは、ブラウザー画面上で目視確認できないmeta keywordsやmeta description、画像の説明文として使用するalt属性、リンク先の説明文として使用するtitle属性などを指します。

Googleは不可視テキストよりも可視テキストの方を重要視している傾向があるといわれています。もしそれが正しければ、Webページ内の可視テキスト(文字数)が多ければページ 内情報量も多いと考えられ、評価も高くなるのではないでしょうか?ここでは、それが正しいかどうかを検証します。

ページ内の文字数をカウントする

収集したウェブWebページ内の<body>〜</body>において、alt属性やtitle属性などを除く文字数をカウントしました。その分析結果は以下に示す図のとおりです。

図1 ページ内の文字数の平均値と中央値
ページ内の文字数の平均値と中央値

ページ内の文字数の平均値は2,300〜2,600文字、中央値は1,600〜1,800文字。それに対して、1ページ目は平均値が2,662文字、中央値が1,826文字 とほかの順位グループよりも飛び抜けて多い。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:文字数 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:文字数 右下ラベル:順位グループ

図2 ページ内の文字数の度数分布(順位グループごと)
ページ内の文字数の度数分布(順位グループごと)

度数分布から、3ページ目を除きすべての順位グループで1,200〜1,300文字が最も多いといえる(3ページ目は600〜700文字)。

1ページ内に1,500文字程度の文字数が必要

図1から、1ページ目がほかの順位グループよりも飛び抜けて文字数が多いことが分かります。その他の順位グループでは特に目立った有意差が見られないことからも、1ページ目の文字数が際立って多いといえるでしょう。

図2の 度数分布をみる見ると、3ページ目を除いてWebページ内の文字数は1,200〜1,300文字が最も 多いことが分かります。中央値で1,600〜1,800文字ですから、通常、1ページ内に1,500文字程度の文字数が欲しいところです。
また、2,000文字を過ぎたあたりから急速に度数(図2でいう「Frequency」)が減っています。
以上のことから、ページ内の文字数と検索順位には関係があるといえます。Webページの75%が3,000文字以内であることについては、文字数が多過ぎると上位表示されにくいのか、もしくは、3,000文字以上のウェブWebページ自体が少ないのかのどちらかでしょうが、たまに見かける非常に長いページ(スクロール5回分以上!)のような作りは読みやすさという観点からも避けたほう方がよいいいでしょう。

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