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Webサイトのインデックス数は多い方がいい?

 

Webサイトのインデックス数は多い方がいい?

インデックス数が多い=いいWebサイト?

「インデックス数」とは、検索エンジンが認識しているWebページの数のことで、一般的にはWebサイト内のページ数とほぼ同数になります。インデックス数が多いと、多くのページが集客に貢献するため、Webサイト全体で大量のアクセスを稼ぐことができます。しかし、中にはコンテンツの質の低いページを大量に生成している場合あり、一概にインデックス数が多いからいいWebサイトばかり、とはいえません。Googleは、インデックス数をどのように見ているのでしょうか?

「site:ドメイン」で検索した結果を分析する

ここでは、収集したWebページを含むWebサイト全体のインデックス数を数えました。なお、統計数値の振れ幅を抑えるために、Yahoo! JAPANや楽天市場、大手ASPなどの巨大なインデックス数を持つドメインはリストから削除しました。インデックス数は、Webページのドメインを抽出し、Googleにおいて「site:ドメイン」で検索した結果の数値を使用しています。

1ページ目と2ページ目の間に大きな壁がある

図1 インデックス数の中央値の比較
インデックス数の中央値の比較

G1のWebサイトのインデックス数が飛び抜けて高いことが分かる。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:インデックス数 右下ラベル:グループ
左上ラベル:インデックス数 右下ラベル:グループ

検証結果から、次のことがいえます。

  • ・インデックス数は、G1(1ページ目)が飛び抜けて多い。
  • ・G1では、中央値で約400ページのインデックス数がある。

インデックス数は、Webサイトの規模によって最小値と最大値の開きが大きいため、平均値を見ても、極端な値に引っ張られて正しく検証できません。そのため、ここでは中央値を比較しています。
インデックス数は、G1がほかの順位グループよりも突出して多く、G2との間に見えない壁があるようです。1ページ目を狙うのであれば、400以上のインデックス数が必要だといえるでしょう。また、G1とG2〜5の間に有意な差が見られたことからも、G1が飛び抜けてインデックス数が多いことを裏付けています。

インデックス数を増やすには、頻繁に更新をしたり、新商品などのリリースを行うことが一般的ですが、これらを継続的に行うことは大変です。だからといって、内容の薄いWebページを大量に作成しても、Googleからの評価は上がりませんし、仮にそのWebページにユーザーが訪れた場合、すぐに戻ってしまうでしょう。インデックス数を増やすには楽な方法などなく、長い時間をかけてこつこつとWebページ数を増やしていくしかないのです。

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