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> Googleページランクは高い方がいい?
「Googleページランク」とは、Webページに対して行われるGoogle独自のランク付けのことで、「0」が最も低く、「10」が最高評価の11段階で成り立っています。以前は「ページランクが高い=検索順位が高い」というイメージが強くありましたが、Googleが「ページランクは、数ある要素の中の1つでしかない」と公言したこともあり、最近では検索順位との相関関係が強く叫ばれることは少なくなりました。しかしながら、Googleページランクは、数少ない目に見える指標の1つです。ここでは、Googleページランクと検索順位の相関関係を検証します。
収集したWebページのGoogleページランクを取得し、検索順位との相関を調査しました。なお、GoogleページランクはGoogle APIの値を使用しています。
図1 Googleページランクの中央値と平均値
G2以降は中央値・平均値ともに2前後だが、G1のみ頭1つ高い。
(※グラフ作成用データ)左上ラベル:Googleページランク 右下ラベル:グループ
図2 Googleページランクの度数分布図
3まで緩やかに上昇した後、4以降は急激に下がっている。
(※グラフ作成用データ)左上ラベル:度数 右下ラベル:ページランク
各順位グループ間において強い有意差が見られたことから、Googleページランクと検索順位の相関関係はやはり強いといえます。中央値と平均値を見ても、Googleページランクが2以上となっているので、上位表示には最低でもGoogleページランクが2はあった方がいいでしょう。
また、度数分布図を見ると、0から3にかけて比較的緩やかに上昇しているのに対して、4以降は急激に下降しています。これは、上位50位を見たときに、Googleページランクが4以上のWebページが極端に少ないことを示しています。
G1(1ページ目)の中央値は「3」と、ほかの順位グループに比べて高くなっていますが、度数分布図を見ると、Googleページランクの3は決して高い数値ではなく、むしろ最頻値です。1ページ目を狙うのであれば、Googleページランクは3は必要といえるでしょう。
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