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h1要素内の検索キーワードは前方に配置した方がいい?

 

h1要素内の検索キーワードは前方に配置した方がいい?

h1要素内を前方、中部、後方の3つに分ける

h1要素内に検索キーワードを含めることは、弱いながらも検索順位との相関があることが分かりました。ここでは、h1要素内の前方や後方など、検索キーワードがどの位置にあるかによって検索順位に相関があるかを検証します。収集したWebページのh1要素内を3分割して、前方、中部、後方の3つに分けた後、検索キーワードがどの位置に出現するかを計測しました。
複合キーワードの場合は、スペース(空白)で第1キーワード、第2キーワード、第3キーワードに分け、それぞれがどの位置に出現したかを計測しました。また、h1要素がページ内に複数出現する場合は、平均値をとっています。

例)検索キーワードが「ハワイ 旅行 おすすめスポット」の場合
第1キーワード:「ハワイ」
第2キーワード:「旅行」
第3キーワード:「おすすめスポット」

図1 第1キーワードが出現する位置の割合
第1キーワードが出現する位置の割合

第1キーワードは、順位グループにかかわらず前方に多く出現していることが分かる。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ

図2 第2キーワードが出現する位置の割合
第2キーワードが出現する位置の割合

第2キーワードはすべての場所に均等に出現していて、特別な傾向は見られない。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ

図3 第3キーワードが出現する位置の割合
第3キーワードが出現する位置の割合

第3キーワードは順位グループごとのばらつきも大きく、一定の傾向も見られない。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ

第1キーワードはh1要素の前方に記述する

図2と図3から、第2キーワードと第3キーワードに関しては、h1要素内の記述する場所は特に目立った傾向はないことが分かりました。ただし、図1の第1キーワードに関しては、約70%が前方に記述されているという明らかな結果が出ました。第1キーワードのみは、h1要素の前方に配置するように気にした方がいいでしょう。

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