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h2要素の数は多いほうがいい?

 

h2要素の数は多いほうがいい?

h2要素の個数は検索順位に影響を与えるか?

h2要素は、title要素、h1要素に次ぐ見出しタグです。h2要素はWebページ全体のテーマを反映したものというよりは、各章のテーマを分かりやすく説明したものとして使用される場合が多いようです。最近では、「h1要素よりもh2要素の方がSEO的に重要」という声も聞かれるため、Webページ内にいくつもh2要素を設置しているWebページをよく見かけます。場合によっては、箇条書きタグのli要素を使って、箇条書きの文章すべてをh2要素で指定しているWebページもあります。

図1 li要素内でh2要素を指定している例

<ul class="link"><li><a href="/"><h2>パーカ</h2></a></li>
<li><a href="/"><h2>シャツ</h2></a></li>
<li><a href="/"><h2>トレーナー</h2></a></li>
</ul>

h2要素は確かに重要なタグですが、図1のようにh2要素を乱用することが本当に検索順位に好影響を与えているるのでしょうか? ここでは、収集したWebページに存在するh2要素の個数を計測し、検索順位との相関を調査しました。

図2 h2要素の個数の中央値と平均値
h2要素の個数の中央値と平均値

上位ページほどh2要素の個数が多い傾向がうかがえる。

図3 h2要素の個数の度数分布図
h2要素の個数の度数分布図

h2要素の個数は0〜1個が最も多く、個数が多くなるにつれて頻度は低くなる。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:頻度 右下ラベル:h2要素の個数
左上ラベル:頻度 右下ラベル:h2要素の個数

文法に沿う形ならh2要素は設置した方がいい

検証結果から、h2要素の個数と検索順位には相関があり、h2要素の個数が増えるほど検索順位が上がる傾向が見られます。
ただし、図2を見ると、すべての順位グループ間においてh2要素の中央値は1個で、図3の度数分布図でも0〜1個が最も多いことから、上位ページの多くはh2要素を乱用していないことも分かります。このことから、1ページ内にh2要素は最低でも1個はあった方がいいものの、多くても3〜4個を上限にした方がいいでしょう。

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