HOME > SEOニュース
 > SEOの効果を計るための指標 直帰率


SEOの効果を計るための指標 直帰率

 

SEOの効果を計るための指標その2 直帰率

前回、SEOの効果を計るための最初の指標としてCTR(クリックスルーレート)を紹介しました。
今回は、ユーザーが検索結果からあなたのサイトに訪れた後に起こすアクション「直帰率」について解説したいと思います。

直帰率はバウンス率ともいいます。
具体的には、あなたのサイトに訪れたユーザーが、1ページしか見ずにサイトを離れてしまう確率のことです。入ってきたユーザーがバウンスして戻ってしまうことから「バウンス率」とも呼ばれます。

直帰率は、当然のことながら低いほうがいいとされます。
ユーザーが最初に訪れたページ(ランディングページ)から、サイト内の別のページへ誘導して、最終的にサイト運営者が意図しているゴールへ導くことができるサイトほどいいサイトだからです。

直帰率が高いページと低いページには特徴があります。

直帰率が高いページは、専門性の高い文章が詳しく書かれているページ、つまりニュースサイトやコラムサイト(今まさにあなたが見ているこのページも!)は、一般のページに比べて直帰率が高い傾向にあります。このようなページは、ある特定の情報だけを求めているユーザーが多く訪れますので、そのページに書かれている内容だけで満足するため、その他のコンテンツにはあまり興味を持ちません。このようなユーザーを効果的にサイト内に誘導するためには、綿密な分析が必要となります。
また、ユーザーはとても短気です。 一瞬で、求めているものが見つかりにくいと、それ以上そのページ内で探そうとはせず、検索結果に戻って別のページへ行ってしまいます。さらに、デザインが悪いサイトも直帰率を上げる要因になります。

反対に直帰率が低いページにはどのようなものがあるかというと、リピーター性の高い情報系ポータルサイトや、同種類の商品数が多いショッピングサイト、ニッチな商品やサービスを提供しているサイト、独自性の高いサービスを提供しているサイトなどが挙げられます。

ちなみに、平均的な直帰率は、53〜56%位です。つまり、アクセスしてきたユーザーの実に半数が、1ページだけ見てあなたのサイトを去ってしまっているのです。
これは、実に「もったいない!」話です。
なんとか直帰率を下げる方法はないのでしょうか?

あります。
直帰率を下げる方法にはいくつかありますので、順にご紹介します。

1.ターゲットキーワードをページ上部の目立つ位置に配置する。

これは、基本中の基本です。

初めて訪れたユーザーがページを判断するためにかかる時間は、わずか1〜2秒と言われています。
また、初めてのユーザーはスクロールして見る確率が極めて低いため、画面上部が重要なポイントになります。

検索ユーザーは、自分が求めているキーワードで訪れているため、目的が明確です。もし、検索キーワードが目立つ位置に書かれていないページの場合、すぐに戻るボタンで検索結果に戻ってしまう可能性が高くなります。ページ上部の目立つ位置にキーワードを書くようにしましょう。

では、続いて応用編です。
ページ上部にSEOしているキーワードを設置しているだけでは不十分な場合もあります。これは、一見うまくいっているように見えるので、運営者本人も気付きにくいのですが、機会損失につながっているケースが多いので紹介します。

ある弁護士事務所のウェブサイトのページタイトルで、「債務整理のことなら、東京の弁護士チーム 品川法律事務所」というサイトがあるとします。(あくまでも架空のものです。)
このページにアクセスしてくるユーザーをアクセス分析で見ると、以下のようなキーワードでした。

債務整理
債務整理 東京
債務整理 品川
債務整理 弁護士
東京 弁護士
東京 弁護士事務所
品川 弁護士
品川 弁護士事務所

この弁護士事務所は、債務整理というキーワードでSEOを行ってサイトから新規顧客の獲得を行っています。そのため、ページ上部に目立つように「債務整理」のキャッチコピーが設置されています。

確かに、「債務整理」が含まれるキーワードでアクセスしてきたユーザーにとって、債務整理の専門性が出ている弁護士事務所というイメージを与えることに成功していますので、一見うまくいっているように見えます。
しかし、キーワードごとのアクセス数を見ると、債務整理関係のキーワードと同じくらい、「東京 弁護士」や「品川 弁護士」のキーワードで訪れているユーザーがいたのです。しかも、それらのキーワードで訪れたユーザーの直帰率はことごとく高い数値を示していました。
これはいったいどういうことでしょう?

前述したように、検索してくるユーザーは目的が明確な場合が多いのです。
そのため、自分が探している以外と判断したサイトの場合、すぐに離れて行ってしまいます。
今回のケースも、「債務整理」というキーワードで訪れたユーザーの獲得はできているかもしれませんが、「東京 弁護士」や「品川 弁護士」で訪れているユーザーにとっては、債務整理で困っている人たちだけとは限りませんので、債務整理が全面に出ているページは逆効果に働くことがあります。

そこで、両方のユーザーを効果的に獲得するために、次のような方法を取るといいと思います。

1.「東京 弁護士」や「品川 弁護士」というキーワードを別ページ(会社概要ページなど)でSEOする。
2.ページ右上部に住所や電話番号を大きく掲載する。
3.タイトルに、電話番号などを追加する。

一番いいのは、1番です。
「東京 弁護士」や「品川 弁護士」というキーワードで弁護士事務所のサイトに訪れるユーザーは、一般相談ができる弁護士や、企業が顧問弁護士を探している場合などです。また、地域名を一緒に検索するユーザーは、「場所」を優先する傾向が強いので、住所やアクセスマップなどが表示されているページであればなおのこといいでしょう。
このことから、「東京 弁護士」や「品川 弁護士」で表示されるページは、トップページを別のキーワードでSEOしている場合、会社概要ページが最も好ましいといえます。

次回へ続く