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【SEOラボ02】 本文でのキーワード使用はSEOに効果的か?

 

本文でのキーワード使用はSEOに効果的か?

「本文、つまり対象となるウェブページ内にキーワードをバランスよく配置することで、SEOに効果的である。」というようなことが巷でよく聞かれます。
本当でしょうか?

検索エンジンは、順位を決定する際に、その本文が「何について書かれているか」を大きな要素の一つにしているため、本文中にキーワードが含まれているのは当たり前です。ただ、どのくらいの割合で含まれているとSEO的に有効なのかを調査しました。

上の図は、ヤフーの順位(横軸)に対して、本文中に含まれるキーワードの数(縦軸)を表したグラフです。ここでは、分かりやすいように、横軸の順位は、1位から10位までの「1ページ目」と、91位から100位までの「10ページ目」での数値を参照しています。また、それぞれの数値の「平均」と「中央値」も合わせて表示しています。

この結果から若干ではありますが、本文中のキーワードの数が減るにつれて、順位も下降することが分かります。ただし、キーワードの数は多ければいいというわけではなく、全体的に10個から20個くらいが丁度いいということが見て取れます。

ただし、ここで一つ忘れてはならないことがあります。それは、文中に含まれるキーワードの数が、文章全体の単語数のどのくらいの割合を占めているかということです。
つまり、キーワード数が同じ15個でも、対象ページの総単語数が50個の場合と、1,000個の場合では、キーワードの「含有率」が大きく違います。(ちなみに、前者の含有率は30%、後者の含有率は、1.5%。)
ですから、質問「本文でのキーワード使用はSEOに効果的か?」に対する答えは、

答え:キーワードが10個から20個が効果的。ただし、本文の総単語数に合わせて考慮すべき。

ということができます。

 

本実験を行うにあたっての定義や、使用したキーワード郡については「SEO実験を行うにあたっての定義」をご確認ください。また、この実験は、2008年1月〜6月に渡って検証されたデータをもとに掲載しています。順位アルゴリズムは、日々進化していますので、この検証結果が永続的なものではないことをご了承ください。