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h1要素内に検索キーワードを含めた方がいい?

 

h1要素内に検索キーワードを含めた方がいい?

h1要素のSEO効果は低くなっている?

「h1要素のSEO効果は以前と比べると低くなってきており、検索キーワードを含めてもそれほど効果がない」という話が広まっているようです。h1要素は「大見出しタグ」ともいわれ、Webページではtitle要素に次ぐ重要なタグです。仮に効果が低くなったとはいえ、h1要素に検索キーワードを含めることはどのくらい検索順位に影響しているのでしょうか?

h1要素に含まれるキーワードの数をカウントする

収集したWebページのh1要素に含まれる検索キーワードの数を計測しました。複合キーワードの場合は、スペース(空白)で第1キーワード、第2キーワード、第3キーワードを判断しています。また、h1要素が1ページに複数出現する場合は、平均値を検証しています。

例) 検索キーワードが「ハワイ 旅行 おすすめスポット」の場合
第1キーワード:「ハワイ」
第2キーワード:「旅行」
第3キーワード:「おすすめスポット」

図1 h1要素内のキーワード出現数の平均値
h1要素内のキーワード出現数の平均値

意外なことに、第2キーワードの出現数が最も多い結果となった。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ

図2 h1要素内のキーワード出現数の中央値
h1要素内のキーワード出現数の中央値

中央値で見ると、第1キーワードも第2キーワードも、順位グループにかかわらずほぼ1個となる。

p>(※グラフ作成用データ)左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ

第2キーワードが最も多く出現している

とても興味深い結果となりました。予想では、第1キーワードの出現数が最も多く、次いで第2キーワード、第3キーワードと続くと思われたのですが、実際は、わずかではありますが第1キーワードよりも第2キーワードの出現数がすべての順位グループにおいて上回りました。「検索キーワードの出現率は高い方がいい?」でも触れていますが、Webページ内の検索キーワードの出現数は、入力された順番に出現率が高くなる傾向があります。しかし、h1要素においては第2キーワードが最も多く出現しているという結果となりました。

第1キーワードと第2キーワードを1個ずつ含める

検証結果から、第1キーワードの出現数に検索順位との相関が見られたため、h1要素には第1キーワードを必ず含めた方がいいといえます。ただし、すべての順位グループでキーワードは1個以上出現していないため、h1要素内の検索キーワードは1個までがいいでしょう。図2の中央値で見ると、第3キーワードは0個なので、第3キーワードは無理に入れる必要はありません。h1要素に検索キーワードを含めるときは、第1キーワードと第2キーワードを1つずつ入れるようにしてみましょう。

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