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h1要素は2つ以上使わない方がいい?

 

h1要素は2つ以上使わない方がいい?

文法的にはh1要素は1ページに1つ

h1要素は、文章の「大見出し」に該当します。h1要素はSEOに効果があるといわれているため、h1要素を1ページ内で複数回使用しているケースも目にしますが、これは文法としては間違っています。文章では、大見出しは1つ、続いて中身出し、小見出しと続きますが、今のWebページは文法よりもデザインが重視される傾向にあるため、h1要素の本来の意味が軽くなっているように思えます。では、検索エンジンから見たとき、1ページ内にh1要素を2つ以上設置していると、何か影響があるのでしょうか? ここでは、収集したWebページ内のh1要素の個数をカウントしました。

図1 h1要素の個数の平均値と中央値
h1要素の個数の平均値と中央値

平均値も中央値も約1個。順位グループごとに大きな差はない。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:個数 右下ラベル:順位グループ

図2 h1要素の個数の度数分布図
h1要素の個数の度数分布図

ほとんどのWebページが1個、または0個。

(※グラフ作成用データ)左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ
左上ラベル:割合 右下ラベル:順位グループ

上位50ページにはh1要素を2個以上使っているページは存在しない

図1を見ると、中央値と平均値の間に大きな差は見られず、1ページに存在するh1要素の数は1個で、全体の75%以上を占めています。図2の度数分布図を見ても、h1要素の数は圧倒的に1個が多く、次いで0個という結果となりました。h1要素を2個以上使用しているページは、上位50ページにはほとんど存在しないことが分かります。「h1要素は検索順位に関係ない」という説もありますが、実際の上位ページで設置されていることを考えると、きちんと入れた方がいいでしょう。

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