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> CSSは外部ファイルに分けたほうがいい?
CSS(Cascading Style Sheet/スタイルシート)は、いまやWebサイトを制作する上で必須の要素です。デザインが複雑なWebサイトほど、CSSの効果が発揮されます。CSSを記述する際は、Webページのソースに直接記述する方法と、外部CSSファイルを作成して参照する方法の2つがあります。
前者の場合、CSSが長くなるとWebページのソース全体も長くなり、検索エンジンのクローラビリティが悪くなってしまうことから、一般的には外部ファイルを参照することが推奨されています。では、CSSをWebページのソースに直接記述した場合と、外部CSSファイルを参照した場合で、検索順位に違いはあるのでしょうか?
収集したWebページに記載された外部CSSファイルの個数をカウントしました。
外部CSSファイルの割合は、次の式をもとに計算しています。
外部CSS割合(%)=(外部CSSファイルの個数)÷(収集したWebページ)
図1 Webページが参照している外部CSSファイルの個数
順位グループにかかわらず、少なくとも1個の外部CSSファイルを参照していることが分かる。
(※グラフ作成用データ)左上ラベル:CSSファイルの個数 右下ラベル:順位グループ)
図2 外部CSSファイルを参照している割合
順位グループにかかわらず、ほとんどのWebページが外部CSSファイルを参照している。
(※グラフ作成用データ)左上ラベル:CSSファイルの割合 右下ラベル:順位グループ)
1ページ目〜5ページ目のすべての順位グループにおいて、外部CSSの割合が80%〜100%と高い数値になっていることから、CSSを記述する際は、ソース内に直接記述するのではなく、必ず外部ファイルを参照するようにしましょう。
また、外部CSSの個数も多くて1.6個なので、Webページの更新のたびに新たなCSSファイルを追加するのではなく、CSSファイルの更新が自由にできるようにWebサイト全体を整備することも必要です。
今回の分析で、上位50位のWebページのほとんどは、外部CSSを使用していることが分かりましたが、これは、「外部CSSファイルの参照頻度が高いから検索上位にある」のではなく、上位ページはWeb制作会社などに依頼するなど、正しいHTMやCSSで制作されたWebサイトが多いという見方もできるでしょう。
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