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米Googleの地図サービス、電車やバスの運行状況を表示

 

米Googleの地図サービス、電車やバスの運行状況を表示

米Googleの地図サービス、電車やバスの運行状況を表示

米Googleの地図サービス「Google Maps(グーグルマップ)」上で、利用者視点の機能が追加されました。「Live Transit Updates(ライブトランジットアップデート)」という名前のサービスになり、実際に適用された都市は米国・イタリア・スペインの下記の都市になります。

これは交通機関の現在の運行情報を表示する機能です。スマートフォンやモバイル機器など位置情報を含めて検索が可能なものが増えているので、より必要な情報に到達しやすくなったといえるでしょう。

Live Transit Updates(ライブトランジットアップデート)対象都市

バスや電車のアイコンをクリックすると詳細情報が表示されます。

上記画面から詳細表示ページへ移ると、「Schedules」項目でリアルタイムな運行状況を確認できます。

より生活に密着した、リアルタイムな地図サービスを

日本でもスマートフォンやモバイルの普及は著しく、この機能が実装するのが心待ちな人は多いでしょう。特に関東・都心部のバス路線、地下鉄網は複雑に絡み合っているので、現在地や現在時刻から、より近い場所にあって、運行ダイヤなども踏まえた適切な停留所を導き出してもらえると、Googleマップの利便性が格段に向上すると思います。

リアルタイム、というと、ここ数年で普及した「Twitter(ツイッター)」を連想する人が多いと思います。災害時の連絡手段として、最新情報を収集する手段として、用途はさまざまですが、ともに「今どうなっているのか」を知ることができます。リアルタイムな情報、実際の状況がどうなっているのか?といった情報を求めることへのニーズは、年々高まってきているといえます。

そのため、米Googleで実装されたこの機能が、バス会社や鉄道会社などの企業と、検索エンジンの連携の後押しになるかもしれません。(あくまで予想です)

この記事を書くときに他の検索エンジンも調べましたが、YahooやBingでも「地名 +バス停」などで検索したときにバス停の詳細情報(場所・運行状況など)は出てきませんでした。地図サービス大手のマピオンには掲載されているため、うまく連携されていけば早い段階で実現されそうな印象があります。

また、余談ですが、海外のGoogleマップでは道路の渋滞情報も表示される仕様になっています。こういったリアルタイムな情報は実際に必要になる場面が多いので、日本のGoogleマップでも必要なときに必要な場所で、手軽に取り出せるようになれば、実際の生活に密着した地図サービスになっていくと思います。

参考:Official Google Mobile Blog
http://googlemobile.blogspot.com/2011/06/know-when-your-bus-is-late-with-live.html