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自己満足なサイトの改善方法

 

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サイトを見ていて「リンクはどこにあるの?」や「ログインボタンが見つけられない」などといった経験はありませんか?

サイトの外見と中身

色々なシーンで「外見より中身」というような表現があります。私もその通りだとは思います。しかし「デザイン(外見)が悪ければコンテンツ(中身)は見ない」というようなことも多いかと思います。

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今回はサイト作成・リニューアルするときのポイントを書いていきます。

サイト作成・リニューアル時に気をつけるべきこと

1.慣習・ルールを守る

これは大多数の人が昔からやっていることです。例えば、会社のロゴを左上に置いたり各ページのデザインを統一したりするということです。

2.体系だった文章にする

要は見出しを使うということです。他にも段落、箇条書きなどを必要に応じて使い分けると効果的です。

3.情報を固める

料理のメニュー表を思い浮かべてもらえれば分かるかと思いますが、フードメニューにはフードしか載せない、ドリンクメニューにはドリンクしか載せないというようなことです。他にも連絡先として、住所・電話番号・メールアドレスなどを一箇所に固めると効果的です。

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説明させていただきます。

「1.慣習・ルールを守る」は他のサイトと差別化を図るために色々と工夫したくなりますが、場合によってはユーザーに不便なこともあるかもしれません。例えば、普段置いている場所と違う場所に時計やペン、電話を置いてみてください。他にもマウスをいつもと逆側に置いてみてください。慣れれば問題ないと思いますが、慣れるまでは不便ですし間違うこともあるでしょう。リニューアルを行う際には、新規のユーザーばかりを考えるのではなく、リピートユーザーの利便性も考えたレイアウトが必要です。

次に「2.体系だった文章にする」と「3.情報を固める」
閲覧者は単に読みにきてくれる人と情報を探している人がいます。読みにきてくれる人は上から順に読んでくれるでしょう。しかし、情報を探している人は飛ばし読みをします。見出しだったり段落の最初の1行を拾い読みしながら求めている情報を探すことがあります。ですから、体系だった文章にすることも重要ですが、情報を1箇所に固めることで、利便性を向上させることも重要なのです。

SEOとユーザビリティ・アクセシビリティ

上述の「1」〜「3」はユーザビリティで言われることです。アクセシビリティも少しは絡んでいます。「ユーザビリティは使い勝手」「アクセシビリティは大多数の人が利用できるか」ということです。ちなみに、「2.体系だった文章にする」「3.情報を固める」はSEOでも意味があります。

見出しについて。

まずは「2.体系だった文章にする」に「見出しを使う」というのがありましたね。
SEOにも「見出しの重要性」というのがあります。一言で言うと「単語(キーワード)を含める」ということです。

検索エンジンは「利用者が求めている情報」を提供しようとしています。「利用者の求めている情報」とは検索するときに使われる単語(キーワード)について書かれた情報です。そして、その「単語(キーワード)」について書かれた文章は見出しに「単語(キーワード)」が含まれることが多いのです。

「見出し」というものは本来「文章の内容が一目でわかるようにつけられたタイトル」です。そして、目的を達成するための手段の一つに「単語(キーワード)」を使うのです。

SEOのため「見出し」に「単語(キーワード)」を含めるのではなく、文章の内容が一目でわかるようにしたら「見出し」に「単語(キーワード)」が含まれることが多い。その結果「SEOに有効だ」ということになります。
※最近では「見出し」に「単語(キーワード)」を含めても意味が無いと言いますが「見出し」というものはSEOのためにつけるのではなく「文章の内容が一目でわかるよう」にするのです。

テーマの統一について。

次に「3.情報を固める」です。
住所・電話番号など連絡先を固めるということもそうですし、そのページの情報を固めるというのもあります。この場合は「テーマの統一」という表現を使うことがあります。そのページが「何について書かれているのか?」がすぐに分かることが重要です。あまりにも情報が詰め込まれすぎると利用者・閲覧者は求めている情報をそのページの中から探す必要がでてきます。

売上げアップの可能性

ユーザビリティ・アクセシビリティを高くするということは利用者・閲覧者にとって望ましいことです。さらにSEOにとっても意味ある手法につながることがあり、各検索エンジンが望む「閲覧者の求めるサイト」にもなります。
つまり、ユーザビリティ・アクセシビリティを高くするということは順位を上げるためのSEOにもつながりますし、その先の「売上げアップの可能性を広げる」ということにもつながります。SEOを意識したサイト作りだけでなく、利用者の立場で自分本位にならないサイト作りが必要です。