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> サイトの読み込み時間が検索順位に及ぼす影響
1ヶ月ほど前のニュースにはなりますが、Googleがサイトの読み込み時間を、検索順位を決めるためのアルゴリズムに取り入れたと発表しました。
では、一体何秒までは早くて、何秒からは遅いのでしょうか?
Googleウェブマスターツールでは、サイト内のページの平均読み込み時間を掲載している「サイトのパフォーマンス」という項目があります。
Googleウェブマスターツールにログイン後、「Labs」→「サイトのパフォーマンス」をクリックすると確認することが出来ます。
「パフォーマンスの概要」のグラフを確認する限り、ピンク色の箇所が「遅い」に当たり、緑色の箇所が「早い」に当たるようです。
Y軸の数値が秒数に当たるようなので、ピンク色の箇所と緑色の箇所の境を確認する限り、約1.5秒以下なら早い部類に入るようです。
しかしながら、サイトの読み込み時間に関しては、SEOというよりはユーザーの利便性を意識した方が良さそうです。
サイトの読み込み時間をユーザーの視点で検証した面白い結果があるのですが、「ページ表示2秒でユーザーはイライラし始め、3分の1が「もういいや」となる」というニュースが、Web担当者フォーラムというサイトで掲載されていました。
ページの表示にどれぐらい時間がかかると「遅い」と感じるのか?という調査の結果は、2006年は4秒とのことでしたが、2009年の調査では、なんと47%のユーザーが2秒以上かかると「遅い」と感じてしまうようです。
もちろん、調査対象が日本ではない(米国)ことなど、必ず当てはまるということではないと思いますが、「目安」として覚えておくのは良いかも知れませんね。
ちなみに、サイトの表示速度を図るツールとしては、Googleが「Firefox/Firebug」アドオンとして提供している「Page Speed」があります。こちらはサイト内で表示速度を遅くしている項目(使われていないjavascriptやcssなど)に警告まで出してくれますが、機能が豊富な分敷居が高いかと思います。
(具体的な使用方法などについては、様々なサイトで紹介されていますので割愛させていただきます。)
もっと気軽に秒数だけ調べたい!という方には、サイトのURLを入力するだけで調べられる「WebWait - Benchmark Your Website」というサイトもあります。
ただ、Googleウェブマスターツールでも「これらの推定値の精度は低です」といっているように、あくまでも「目安」として利用するのが良いと思います。
今回Googleが「サイトの読み込み時間」をアルゴリズムに取り入れたことは賛否両論あるようですが、Googleはユーザーが求める検索結果になるように日々アルゴリズムを開発しているので、ユーザーがウェブサイトの良し悪しに「サイトの読み込み時間」も求めているのなら、アルゴリズムに取り入れるのは当然のことかも知れませんね。
ここまで散々「サイトの読み込み時間」について説明はしましたが、あくまでもSEOを行う上で一番重要なことは「ユーザーに求められるウェブサイト(有益なコンテンツ)を作ること」です。「サイトの読み込み時間」を早くすることももちろん大切ですが、まずはその前に、サイトの内容が本当にユーザーに求められているかどうかを確認してから取り組んでいただければと思います。
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