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レコメンデーションを自分で行う方法

 

レコメンデーションを自分で行う方法

レコメンデーション機能が最近特に脚光を浴びてきました。

レコメンデーション機能を説明する際に一番分かりやすい例がアマゾンです。アマゾンで商品を見ていると、画面に「この商品を買った人はこんな商品も買っています」や「この商品を見た人はこんな商品も見ています」というコーナーが自動的に表示されます。これを「レコメンデーション」機能といいます。

レコメンデーションは、実はずいぶん前から販売促進テクニックとして使われてきました。
もともとはリアル店舗の販促として、売れ筋の商品の隣にNo.2やNo.3の売上がある商品を陳列して「一緒買い」を促したり、生肉のコーナーに「焼肉のタレ」や「しゃぶしゃぶのタレ」などを置いて購買を促進したりしていました。(もちろん、今も行っています)

インターネットが登場して、当初は特に戦略的な販促は行わなくとも、ある程度の露出があれば十分に商品が売れていましたが、インターネットの普及に伴い、競合他社や大手会社が次々に参入してくると、何も戦略的な考えがないウェブサイトは淘汰されていきましたが、アマゾンは、他社に先駆けてこの「レコメンデーション」をウェブサイトに取り入れて大成功しました。

アマゾンのレコメンデーション機能は、アクセスしてきユーザーが過去にアマゾンで買った商品やよく閲覧しているページのカテゴリなどから、その人の趣味や嗜好、性別、年齢などを推測し、その人が興味を持ちそうな商品をアマゾン側から提案する(レコメンドする)機能です。

また他にも、アマゾンにアクセスしてきたユーザーの行動履歴や購買履歴から、「この商品を買う人はこのような商品も一緒に買う傾向がある」というデータを統計的に導き出して、ユーザーがまさに買おうとしている商品と一緒に提案する機能などもあります。

このような説明をECショップのオーナーにしたら、多くのショップオーナーは「導入したいけど、開発費用や維持費が高そうだな〜」と思われるでしょう。
でも、最初から大きな投資を行わなくとも、考え方さえ理解していれば、前述したリアル店舗のように人力でできないことはありません。

例えば、ECショップを運営している場合であれば、日々の商品の売れ行きをチェックして、一緒によく売れるもの同士を並べるようにレイアウトを変更したり、トップページに売れ筋商品を掲載したりと、工夫次第でレコメンデーションに近いことは可能です。

すぐにお金をかけて新機能を導入するよりも、まずは人力でもいいから自社でテストケースとして行った後、効果検証をしてから本格的に導入するほうがリスクも少なく、新機能の理解度や活用方法なども通常の人に比べると格段に高くなりますので、その後の展開に差が出やすくなります。

ちなみに、レコメンデーションを自分で行う場合の方法としては、次のようなものがあります。
(ECショップの場合)

1.一緒に売れる商品を同一ページに表示させる。
2.売れ筋ランキングを作る。
3.「売りたいもの」ではなく、「よく売れるもの」をトップページに載せる。
4.お客様の目線で「この商品とこの商品を一緒に使ってもらえると便利だろう」と思う商品を同一ページに表示させる。
5.お客様の購買履歴をエクセルなどで管理して傾向分析を行い、傾向分析したお客様が求めている商品に近いものを仕入れたときにメールでお知らせする。