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エントリーフォーム最適化(EFO)の方法

 

エントリーフォーム最適化(EFO)の方法

エントリーフォーム最適化(EFO)というのをご存知ですか?
EFOとは、Entry Form Optimization の略で、直訳すると「入力フォーム最適化」になります。

ウェブサイトを利益目的で運営している場合(企業サイトは全てあてはまります)、ウェブサイトの最終目的は、ウェブサイト経由での売上を上げることです。
それは、商品の販売であったり、資料請求やお問い合わせであったりしますが、一般的にそれらの行動のことを「ゴールアクション」と呼びます。

アクセスユーザーが、あなたのウェブサイトでゴールアクションを起こす場合の最もオーソドックスな方法としてフォーム入力という手段があります。(購買フォーム、資料請求フォームなど)

しかし、このフォームというのが結構な曲者で、あるアメリカの調査によると、ECサイトの40%は「買い物かご」に商品を入れておきながら、最終的には商品を買わずに離脱してしまっているという報告さえあるほどです。
これを実際のショッピングセンターで例えると、買い物カートに商品を入れてレジまで並んでいたのに、会計前に買い物カートを置いたままで帰ってしまうという異様な光景です。

皆様も経験があると思います。
気に入った商品があり、色々と見て回った結果、「このサイトで買う」と決めていたとしても、いざフォーム入力ページになった途端に、それまで寛いだ姿勢から椅子を座り直すくらいのプレッシャーがかかるといった経験ありませんか?それほど、このフォームというのはユーザーに対して壁に感じるのです。

もし、あなたのウェブサイトを調べた結果、フォームまでたどり着いた人の半分が入力した途中で帰ってしまっていたらどうしますか?

実は、多くのウェブ担当者や経営者がこのフォームに関しては軽視しているのです。

多くのウェブ担当者は、ウェブサイトのデザインやブログ更新、さらにはアクセス解析を駆使してレイアウトの調整などは必死に行うのですが、なぜかフォームの最適化には余り目を向けていません。
でも、もしウェブ担当者が自社のウェブサイトでフォームまで辿りついたユーザーの半分がフォーム入力途中で離脱しているという事実を知ったら・・・態度が一変するはずです。

フォームの離脱率を計る方法は、高機能アクセス解析であればほとんどの場合できますので、自社サイトのフォーム離脱率を調べたい人はぜひ調査してみてください。ここでは、設定方法の仕方については割愛します。

では、本題に入ります。

どのような点に注意すればフォーム離脱率が減るのか?つまり、エントリーフォーム最適化とは如何にして行うのか?についてお話します。

まず、フォーム離脱者が発生する理由は次のような要因からです。

1.入力項目がやたらと多い。
2.必須・不必須が分かりにくい。
3.個人情報の取り扱いが明記されていない。
4.SSLなどの暗号化がされていない。
5.情報が十分ではなく、怪しい感じがする。
6.デザインが悪く、怪しい感じがする。
7.入力した情報が次の画面から戻った時に消えていて、再入力の必要がある。
8.文章が分かりにくい。(専門用語が多い)
9.カートが別ドメインに飛び、情報の取り扱いに不安を感じる。
10.入力ステップが分かりにくく、いつになったら完了するのか分からない。
11.アンケートなど余計なものが多い。
12.資料請求=メルマガ登録、と強制的なものがある。
13.全角・半角の入力指示が細かい。
14.どこがエラーか分かりにくい。
15.フォーム前には明記されていなかった料金が発生する。

などです。

つまり、上記に該当するような「ユーザーの妨げになる」項目をひとつひとつ解決していけば、エントリーフォーム最適化になるのです。
多分、いくつか該当するものがあると思いますので、対策してみてください。

追記:

上記の13、14は、某パソコンメーカーのサイト(デ○)のウェブサイトです。
私は、いつもイライラします。
でも結局買うので、エントリーフォームの不備も巨大ブランドがカバーしてしまうということでしょうか?
ちょっと納得できない部分ではあります・・・。