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リンクスパムとして報告されたURLのほぼすべてが「スパム」

 

リンクスパムとして報告されたURLのほぼすべてが「スパム」

10月23日、Yahoo!検索スタッフブログで興味深い記事が公開されました。
http://searchblog.yahoo.co.jp/2008/10/url_yahoo.html

Yahoo!には、サイトエクスプローラーという機能があります。
サイトエクスプローラーとは、次のようなことができるとても便利なYahoo!ウェブサービスで、弊社でもSEOの初期チューニング時に必ず設定する項目の一つです。

  • あなたのサイトのフィードURLをYahoo!の検索エンジン(YST=Yahoo! Search Technology)に送信する。
  • Yahoo!の検索エンジンにインデックスされているあなたのサイトのページを、Yahoo!検索の検索結果で非表示にする。
  • コンテンツに影響を与えないURL中のパラメータを非表示にしたり、パラメータに固定値を与える。
  • あなたのサイトのページが最後にクロールされた日の確認。
  • インデックスされているページデータのエクスポート。

サイトエクスプローラーの中には、自身のサイトに張っているリンク、つまりバックリンクがスパム要素の強いサイトだった場合に、Yahoo!に報告できる機能(リンクスパム報告)が付いています。

今回、Yahoo!が、2008年5月14日のサイトエクスプローラーのリリース以降に報告された数万件のリンクスパムURLをランダムに抽出して、目視チェックを行ったところ、ほぼすべて(90%以上)がスパムサイトという結果でした。Yahoo!が今回スパムとして判断したサイトは次のようなものです。

1)アフィリエイトのみで中身がないサイト。
2)ある特定のサイトへの誘導が目的のサイト。
3)自動で作成された文章に、アフィリエイトを掲載しているサイト(いわゆる「ワードサラダ」)。
4)他サイトからの引用で記事を作成し、アフィリエイトを貼り付けているサイト。

随分、アフィリエイトはYahoo!に嫌われていますね・・・。

Yahoo!は、Googleに比べると、バックリンク評価システムが不十分(緩い)と言われています。
そのため、「Yahoo!ではカウントするバックリンクが、Googleでは全くカウントされない。」といったことが頻繁にあります。

バックリンクは、確かに検索エンジン順位を決める要素の一つですが、多くの重要要素のなかの一つに過ぎません。 現在、検索エンジン側は、「いかに人為的なバックリンクを排除するか」に集中しているため、わざわざ時間とお金をかけて、優良なペイドリンクを購入したとしても、すぐに無効になるか、最初から全く効果がでないといったことになっています。
そんな無駄なことをするよりも、アクセスユーザーのことを考え、ページ自体のコンテンツの充実や、サイト内をユーザーが自由にクロールできるようなサイト構成を考えたほうが、ユーザビリティーもアップしますし、将来的には上位表示の近道になることは間違いありません。

上記でYahoo!が「スパム」として一番目に、「中身のないサイト」を挙げていますが、これはGoogleも同じで、中身のないサイトは、ユーザーに興味を持ってもらえないばかりか、検索エンジンにさえ評価されないということですので、この機会に、自身のサイトをもう一度見直すというのはどうでしょうか?