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ヤフーが行動ターゲティング広告「インタレストマッチ」を今秋開始

 

ヤフーが行動ターゲティング広告「インタレストマッチ」を今秋開始

ヤフーとオーバーチュアは、2008年秋から、従来の検索連動型広告と平行して「インタレストマッチ」の開始を行うことを発表しました。

インタレストマッチは、今までのキーワード連動型広告に加えて、次のような要素を加味してユーザーにもっとも適した広告を配信するシステムということです。

1.現在見ているページの内容
2.過去のページ閲覧履歴
3.Yahoo! JAPAN IDの登録情報に基づく性別や年代、地域などの属性

例えば、30代の渋谷のイタリアンレストランに勤める男性が、「イタリア」というキーワードで検索した場合、渋谷近辺のイタリアンレストランの広告やイタリア食材の広告が表示されるというものです。

この男性は、仕事柄、検索する際に競合のイタリアンレストランの情報や、食材仕入れの情報を過去に頻繁に見ているため、過去ページの履歴とYahoo! JAPAN ID情報などから、もっともクリックされやすい「イタリアンレストラン」や「イタリア食材」の広告を表示させるのです。

また、同一キーワードのでも、検索するユーザーが20代の女性で、旅行が趣味の人であった場合は、イタリア旅行やイタリア語教室などの広告が表示されます。

この発表で、ヤフーの井上社長は次のように語っています。

市場の可能性は検索連動型広告と同じ程度ある。その根拠としてインタレストマッチの精度の高さに加えて、全体のネット利用の中で検索は1割前後、8割以上の時間は行き着いたページで費やされており、そこにインタレストマッチを適用するため、ピンポイントに関心をとらえられる検索連動型広告と比べて、インタレストマッチの精度が10分の1になったとしても、量との掛け合わせで同じぐらいの市場規模になる。

去年あたりから、行動ターゲティング広告は、グーグルを始めとして多くの企業が開発を進めている業種です。
今回のリリースで巨人ヤフーが本格的にサービスを開始することで、他社の動きがどのように展開するのか楽しみです。