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グーグルキーワードツールの「不十分なデータ」とは?

 

キーワードツールの「不十分なデータ」の意味

グーグルのキーワードツールがバージョンアップして、月間検索数が表示されたことは以前のニュースでお伝えしましたが、いざキーワード検索してみると、いくつかのキーワードで「不十分なデータ」と表示され、肝心の月間検索数が表示されないケースがあります。そこで今回は、この「不十分なデータ」とはどんな場合に表示されるかを調査してみました。

この「不十分なデータ」がどんなときに表示されるかを検証するために、任意の3,794キーワードに対しての検索ボリュームについて調べたところ、検索ボリュームが10以下の場合に「不十分なデータ」として表示される可能性が高いことが分かりました。
※詳しい資料は、keywords_list.pdf をダウンロードしてご覧ください。(資料内の-1は、「不十分なデータ」を意味しています。)

また、検索ボリュームもかなりアバウトで、キーワードごとに律儀に1単位で表示しているわけではなく、検索ボリュームの近いものをグルーピングして表示しています。

グループ 検索ボリューム キーワード数
1 -1(不十分なデータ) 305
2 12 9
3 16 29
4 22 39
5 28 42
6 36 35
7 46 43
8 58 38
9 73 35
10 91 56
11 110 44
12 140 48
13 170 56
14 210 63
15 260 93
16 320 76
17 390 101
18 480 122
19 590 123
20 720 143
21 880 136
22 1000 123
  上記以外の検索ボリューム 0

上の表は、キーワードの検索ボリュームに対して、該当するキーワード数を表した表です。
検索ボリュームが1000回までのキーワードで調査した結果、すべてのキーワードの検索ボリュームは上記の22グループのいずれかの検索ボリューム数が表示されます。 つまり、キーワードごとに表示される検索ボリュームはかなりアバウトな数字として表示されています。

※説明が分かり難くてすいません。これでも、何とか分かりやすいように説明しているつもりなのですが、もし分からない場合はお問い合わせください。

 

SEOのキーワードを決める際に、検索ボリュームは確かに重要な要素ですが、この数値だけでキーワードを選んでしまうと、失敗するケースもありますので、キーワード選びは慎重に行ってください。

【補足】 検索ボリュームだけでキーワードを選ぶと失敗する例。
本屋さんが、ウェブ上で本を販売する場合、次のどちらのキーワードが適しているでしょうか?

1. 「本」というキーワード:検索ボリューム(月間検索数)がとても多い。
2.本のタイトルをキーワードにする:検索ボリュームは1に比べると極端に少ない。

もう、皆さんはお分かりですね。
そうです、もちろん2ですね。

もし、1でSEOした場合、上位表示されるまでの期間は長期にかかることが予測されますし、仮に上位表示されてもアクセス数は伸びますが、コンバージョン(成約率)は低いでしょう。
上記の例のように分かり易いといいのですが、判断がつきにくい場合の方が多くあります。そのときは、第3者の客観的な意見を聞いたり、弊社にお問い合わせいただければ、キーワード調査を行いますので、お気軽にお問い合わせください。
主観が一番危ないですよ。