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グーグル、iPhoneからの検索数が大急増

 

グーグル、iPhoneからの検索数が大急増

8月2日、米グーグルが、iPhoneからの検索数が、他の携帯端末からの検索数の約50倍になったことを明らかにしました。
当初、グーグルの担当者も目を疑ったくらいの驚く数字です。

iPhoneが世界で一斉発売されたのが、先月の話ですから、たった1ヶ月でこんなに波及効果があるのであれば、今後iPhoneがさらに浸透し、なおかつ、他の携帯キャリアもiPhoneと同じようなウェブ連携の端末を発表すれば、モバイルとPCの境界線はなくなる日も近いかもしれません。

このように書くと、「モバイル(携帯)新時代の到来」、「モバイルが今後PCを超え、ウェブの中心になる」というように思いがちですが、実はそうではありません。

iPhoneを使用している方(私も愛用してます)であれば周知のことですが、iPhoneからウェブを利用するには、Safari(サファリ)というブラウザを使用します。
このSafariからウェブにアクセスすると、通常のPCからウェブにアクセスしたのと同じ状態になり、iPhoneのユーザーは、PCで見るウェブサイトをiPhoneの画面で見ていることになります。

つまり、日本固有の「携帯コンテンツ」とは違い、iPhoneの場合は、デバイスが小さくなっただけで、通常のウェブを見ていることとなんら変わりがありません。

もし今後、iPhoneのように、フルブラウザ対応の携帯端末が日本でも一般的になり、他のキャリアがiPhoneに追随したとすると、今のモバイル携帯のサービス(モバイル検索エンジンやモバイルサイトなど)自体の存在がなくなることも考えられます。

今のパケット定額や、フルブラウザ装備の携帯端末のスピードを見ると、上記の可能性は十分にあると思われますので、意外に早く携帯業界は様変わりするかもしれません。

iPhone一つで業界を揺るがしてしまうとは、さすがAppleです。

 

※本ページで使用しているiPhoneの画像は、アップルウェブサイトから参照しています。
http://www.apple.com/jp/iphone/features/