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SEOとリスティング広告のアプローチ方法。

 

SEOとリスティング広告は、どちらも検索エンジンを利用した効果的な集客手段として有名です。しかし、サービスモデルという視点で考えたときに両者は全く違いますので、それぞれに合った活用方法を取ることで、コンバージョンを最大限に引き出すことができます。

SEOとリスティング広告の違い

SEOとリスティング広告の大きな違いをご存知ですか?
もちろん、このニュースをご覧の方はすでに多くの方がどちらも実践されていると思いますので、「サービスの違い」についてはよくご存知と思います。

では、SEOとリスティング広告では、ユーザーに対してアプローチ方法がまったく違うこはご存知でしょうか?

SEOとリスティング広告の一番大きな違いは、SEOは「技術」なのに対して、リスティング広告は「広告」ということです。
リスティング広告は、クリック課金型広告とも呼ばれるように、クリックするごとに料金が課金されます。それに対して、SEOはいくらクリックされてもそれに対しての料金は発生しません。(一部のSEO会社では、リスティング広告と同様にクリック課金型のサービスを提供している会社もあります。)

つまり、両方をうまく使いこなすためには、リスティング広告は、「クリック数を少なく、コンバージョン(成約率)を高く」することが必須ですし、SEOは、「クリック数を多く、コンバージョンを高く」することが必要です。

では、具体的にどのようにしたら上記のようなユーザー操作ができるのでしょうか?

もっとも簡単にできて、効果的な方法は、タイトルをSEOとリスティング広告で分けて考えることです。
例えば、ダイエットサプリメントの通信販売を行う会社が、リスティング広告のタイトルを付ける場合には、次のようなものが理想的です。
「10日で5kg 必ず痩せるダイエットサプリメントの販売」
(こんな過激なタイトルがOvertureに通るとは思えませんが…)

それに対して、SEOで付けるタイトルとして理想的なものは、
「10日で5kg 必ず痩せるダイエット法」
となります。

リスティング広告は、前述したように、クリックごとに課金が発生するため、極端に言うと、「ものを買う人だけクリックして欲しい」訳です。
ですから、タイトルに「販売」という文字を入れることで、「サプリメントの購入に興味がある人」だけを引き込み、「ダイエット自体には興味があるが、サプリメントの購入意識が低い人」を排除することができます。

それに対してSEOは、クリック課金がないため、モチベーションの高いユーザーだけでなく、潜在顧客も同時に呼び込んだほうが得です。そのため、「販売」という言葉を敢えて使わずに、ダイエット自体に興味がある人を地引網のように総ざらいできるタイトルが理想的です。

このように、SEOとリスティング広告ではアプローチの仕方が大きく違いますので、ご自身のウェブサイトのタイトルを今一度見直してみてはいかがでしょうか?