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ウェブサイトのデザインは、果たして本当に重要か?

 

ウェブサイトのデザインが重要という認識は、全ての方が持っていると思います。しかし、「どのくらい」重要なのかをはっきりと答えることができる人はいないでしょう。
今回は、ウェブサイトのデザインとユーザビリティーが、どのくらいコンバージョンに影響しているかの調査資料についてお話します。

ウェブサイトデザインの調査

少し古い資料になりますが、アメリカのウェブコンサルティング会社であるGenex社が2003年6月に、インターネットユーザー1,100人に対して、「あなたはどんなサイトから欲しい商品を購入しますか?」というアンケートを行いました。

結果は、なんと全体の65%が、「デザインの悪いサイトからは、(たとえ大好きなブランドでも)商品を買わない。」というものでした。

さらに、全体の30%が、「商品よりも(商品と同じくらい)、ウェブサイトのデザインのほうが重要だ。」と回答し、全体のわずか4%だけが、「デザインの悪いウェブサイトからでも商品を購入する。」と回答した。
※ただし、この4%のユーザーは、そのサイトでの商品の販売価格が他のサイトと比べて安い場合に限るとも付け加えている。

この記事で、Genex社のデザイン部最高責任者のDavid Glazeは、
「我々の調査により、ウェブサイトのデザインの重要性が非常に高いことが分かったにも関わらず、多くのウェブサイトが、そのデザインやユーザビリティー(利便性)に十分な関心を持っていない」
と述べています。

この意見に対して、私も同感です。

さらに、ユーザビリティーに関しての結果も報告しています。
25歳〜34歳のユーザーの75%は、「商品を購入する際に、ユーザビリティーがもっとも重要な要素である。」と回答したのに対して、45歳〜54歳のユーザーは、64%に留まりました。

年齢が若いほど、デザイン性だけでなくユーザビリティーも重要な要素になってくるのですね。

コンバージョンを上げる工夫はとても難しいものです。
ユーザーがどのような点を重要視しているかを常に分析して、ユーザーが求めるウェブサイトのデザインやレイアウトにすることが、売り上げアップへの一番の近道ということが上のデータから分かります。

今回は、SEO関連のお話ではないのですが、SEOで集客しても、せっかくのユーザーを「デザインが悪い」という理由で逃してしまうのは、とても勿体ない話です。