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Google I/O カンファレンス

 

5月29日(木)、サンフランシスコでGoogleのI/Oカンファレンスが開催され、Googleが行ってきたテストの内容について公開されました。※I/O (Input/Output)。

Google I/O Conference

GoogleのMarissa Mayer(マリッサ・メイヤー)副社長が、サンフランシスコで開催された「Google I/O conference」で、Googleが最近行ってきたテストの概要や、検索システムに関与するコンピューターなどに関して発言しました。(写真は、マリッサ・メイヤー)

ここで、発言された内容の中で、特に気になったものを2つ紹介します。

検索結果で表示される広告(アドワーズ広告)は色によってクリック率(CTR)が変わる。

Googleの検索結果に表示されるアドワーズ広告の背景色が、以前は、「薄いブルー」で表示されていたのに、最近「薄い黄色」にになったのをお気づきですか?
Googleは、背景色とクリック率の関係を密かにテストしていたようで、背景色が「ブルー」よりも「黄色」のほうがクリック率が高いことが分かりました。これは、広告に限らず、ウェブページ全体に言えることらしいです。

ご自分のウェブサイトで、「クリックして欲しい」ボタンやテキストが黄色でない場合は、ぜひ黄色に変えて試してみてください。CTRが上がるかもしれませんよ。
おまけ:最近、Yahoo!JAPANの検索結果のスポンサーサイトの背景色も「薄い黄色」になっています。ということは、上記テストの信憑性はかなり高そうです。

The complexity of search (検索の複雑性)

Googleは表面上はシンプルに見えますが、どうやら中身はかなり複雑な作りになっているようです。
ユーザーが、1回検索をするたびに、Google内では、700〜1,000個のコンピューターを使用しているようです。
検索結果が出てくるあの一瞬にそんなに多くのコンピューターが関わっているとは驚きです。
また、今回のカンファレンスでは出なかったことですが、Googleは世界中にサーバー(コンピューター)を保有しており、その数は200,000〜500,000と言われています。

さらに、今回のカンファレンスでは、ユニバーサルサーチやパーソナライズ検索にも触れており、今後益々進化するとともに今後の10年で大きく変化するだろう、とも発言しています。

 

【参考】:http://news.cnet.com/8301-10784_3-9954972-7.html