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有効キーワードを見つける6つのツール 【その4】Google Trends(グーグル・トレンド)

 

Google Trends(グーグル・トレンド)は、Google LABS(グーグル・ラボ)が提供するウェブツールで、「いま流行のキーワード」を知りたいときに役に立ちます。ここでは、 Google Trendsを使ってキーワードの「需要」を探る方法をご紹介します。

Google Trends (グーグル・トレンド)

Google Trends(グーグル・トレンド)は、グーグルが無料で公開しているウェブツールで、キーワードのトレンド(検索数)が年、月単位でどのように変化しているかを知ることができる便利なウェブアプリケーションです。※日本語にも対応しています。

弊社でお客様のSEOキーワードを選定するときに、キーワードのニーズや季節感を知るために、Google Trendsは頻繁に使用します。

例えば、Google Trendsで「母の日」と入力すると、次のようなグラフが表示されます。

「母の日」は、5月の第2日曜日ですので、グラフを見てお分かりのように、5月前半から中旬にかけてだけグラフの伸びが見られます。※Google Trendsの数値は、Googleでキーワード検索された数です。

このようなキーワードは、「季節キーワード」と呼ばれ、「クリスマス」や「お中元」などがあります。
季節キーワードでSEOやリスティング広告を行う場合、実際の時期の1〜2ヶ月前からプロモーションをかけるのが最も効果的です。
なぜなら、インターネットユーザーは、実際に「ものを買う」アクションを起こす場合に、すぐに買うのではなく、「注意」→「興味・関心」→「検索」→「比較」→「検討」→「行動・購買」→「共有」という行動を取るとされています。
※上記のユーザー行動を、AISCEAS(アイシーズ)の法則と呼びます。AISCEAS(アイシーズ)の法則に関しては、次回のニュースでご紹介します。

上記グラフを「月単位」で見てみましょう。

グラフを見て分かるように、「母の日」と検索するユーザーは、3月中旬から増え始め、5月の中旬(今年は5月11日)でピークを迎えます。
検索ユーザーは前述したように、すぐに購入アクションを起こすのではなく、「検索〜比較〜検討」というフローを経由するため、上記のようなグラフになります。つまり、母の日の直前になってプロモーションを行っても、その時にはすでに多くのユーザーは、どこで何を購入するかをすでに決定しているため手遅れです。
季節キーワードで、他社を抜きん出るためには、まずはユーザーの「比較対象」にしてもらうために、1〜2ヶ月前から上位表示されている必要があります。

このように、Google Trendsを使えば、キーワードのニーズや、流行り廃りを一目で確認できるだけでなく、どのタイミングでプロモーションをかけると一番効果的なのかを見ることができます。

 

参考までに・・・

Google Trendsで遊んでいたら、面白いキーワードを発見しました。
キーワードは、「留学」です。

「留学」というキーワードは、2007年後半までは右肩下がりの産業で、あまり良い傾向ではなかったのですが、2008年の前半から物凄い数の検索がされています。
どの国で検索が多いのかを見たところ、中国からの検索が圧倒的に増えています。(経済が上向きだからですね。)

これで、「へ〜」で終わってしまうと、そこまでですが、もし私が留学斡旋会社を運営しているとしたら、すぐに「中国向け」の留学プランを「中国語」で作成します。ニーズのあるところに売ったほうが、簡単に売れますからね。