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キーワードの市場ニーズを見極めて無駄のないSEO
英会話スクール E.Y様
SEOのキーワードを決める際に、どのような点に気をつければ失敗しないで済むでしょうか?
「多くの人から検索されている市場ニーズの高いキーワード」がキーワードを決定するすべてではありません。大事なのは、ご自分のビジネスに最も適したキーワードを選ぶということです。
例えば、横浜と札幌で英会話スクールを運営されているE.Y様の場合を考えてみます。 英会話スクールですから、まず頭に浮かんでくるキーワードは「英会話」や「英会話スクール」等です。英会話スクールですから当然です。
E.Y様は当初より、4つのキーワードでSEOすることが決まっていましたので、他のキーワードでもカウンセリングを行ないました。その結果、候補として上がってきたのが、「英会話学校」、「英会話教室」、「英会話 横浜」、「英会話 札幌」、「英会話スクール 横浜」、「英会話スクール札幌」の6つで、上記の2つの「英会話」と「英会話スクール」と合わせて8つのキーワード候補が揃いました。
それぞれの月間検索数とSEO料金は下記のとおりです。
※Overtureの月間検索数は、2007年9月でサポートが中止いたしました。(2007/9/15)
キーワード | 月間検索数 | SEO料金(月予想) |
---|---|---|
英会話 | 102,328 | 254,454円 |
英会話スクール | 26,423 | 65,705円 |
英会話学校 | 6,233 | 15,499円 |
英会話教室 | 10,203 | 25,371円 |
英会話 横浜 | 959 | 5,222円 |
英会話 札幌 | 614 | 5,222円 |
英会話スクール 横浜 | 713 | 5,222円 |
英会話スクール 札幌 | 1,291 | 5,222円 |
これらの中から4つのキーワードに絞り込むわけですが、皆様でしたらどのように考えますか?
まず、「英会話」に関してですが、月間検索数は確かに多いのですが、その分SEO料金も高くなります。また、「英会話」というキーワードは全国的なキーワードなのに対して、E.Y様のスクールは、横浜と札幌で展開しているだけです。
もちろん、今後全国展開をお考えのようですが、現在のところ、大阪や福岡にお住まいの方にとっては物理的に通うことができないため、費用対効果の面からも「英会話」はキーワード候補から外し、その代わりにターゲット地域が絞り込まれて、月間検索数の多い「英会話 横浜」と「英会話スクール札幌」の2つのキーワードがまず決定しました。
不思議だったことに、横浜と札幌では英会話スクールを探す際に、横浜の人は「英会話+横浜」と検索するのに対して、札幌の場合は、「英会話スクール+札幌」と検索する人が多かったことです。(2005年10月) これは地位差によるキーワード汎用率の違いから来るもので、以前にも格安航空券のインターネット販売のサイトをSEOした際に、関東地域の人は「格安チケット」と検索するのに対して、関西地域では「激安チケット」と検索する人のほうが圧倒的に多かったということがありました。
次に「英会話学校」と「英会話教室」に関してですが、どちらも同じような意味に取られがちですが、「英会話教室」に関して絞込検索をしている人の傾向を見ると、検索しているユーザーの多くは子供向けの教室(スクール)を探していることが分かりました。 カウンセリングの結果、最終的にE.Y様は、「英会話スクール」、「英会話学校」、「英会話 横浜」、「英会話スクール札幌」の4つのキーワードでSEOを行なうことになり、現在WEBサイトからの集客を積極的に行なっています。
月間検索数だけにとらわれず、ご自分のビジネスモデルやキーワードの裏に隠されたニーズを分析することにより、的確なキーワードの見極めがSEOを行う際には重要です。