AMPの導入方法とSEO効果について

AMPの導入方法とSEO効果について

AMPの導入方法からスピード表示によるSEO効果までのまとめ

1.コンテンツを瞬時に読み込むAMPのSEO効果は絶大

AMPはWebコンテンツを瞬時に読み込み表示するフレームワークです。 Accerelated Mobile Pagesの略で、高速読み込みを妨げる要因となるJavascriptや外部CSSの読み込みなどを制限する機能を持ち、ページが瞬時に読み込まれ表示されるようにするものです。

この仕様は2015年10月にGoogleとTwitterが共同開発したもので、モバイルユーザーの体験向上のためにオープンソースで開発がスタートしました。
AMP HTMLの仕様に沿ったWebサイトを作成して導入すれば、検索表示速度面でユーザビリティが高まり、SEO効果が期待できます。
モバイルユーザーがWebサイトをタップしてから表示されるまで待つ時間は1秒でも短い方がいいのは、皆さんご存知のとおりです。
アメリカのPingdomが2018年1月に発表した内容によれば、Webページの読み込みに許される時間はたった「2秒」という結果でした。
ページ読み込み時間が長くなるほど離れていくユーザー心理は理解できますが、3秒を超えると直帰率が一気に増え出し、5秒になると38%まで急増します。
この結果により、Webページの読み込みに許される時間は2秒まで、ギリギリでも3秒台が限界という事実が浮き彫りになりました。

検索結果に興味を持ち、タップというアクションまで起こしたユーザーをその場にとどまらせるためには、いかに瞬時にページが表示されるかにかかっていると言えます。
Pingdomの調査ではWebページの平均読み込み時間は3.21秒でしたが、日進月歩で進化する通信技術に後押しされ、今後、さらに短くなっていく一方でしょう。
明日には2秒も待てないユーザーが世界に急増していても、もはや何ら不思議のない世界と言えます。
表示速度に関するSEO対策としては、今可能な最速のスピードを実現すること以外にないのです。

2.AMPはすべてのサイトで効果が出るのか

AMPプロジェクトはモバイルインターネットの向上に重点を置き、定められたAMP HTMLやAMPタグなどの仕様により高速表示を実現するものです。
またページに専用の構造化データをマークアップすることで固有の検索機能に表示されやすくなり、検索流入経路を見いだすことも可能となります。
AMPの導入によって、従来に比べて待ち時間によるストレスが減り、少なからず滞在時間や離脱率の改善に役立つとは言え、検索エンジンの順位が上がるわけではありません。

GoolgeでもAMP対応が検索順位に直接影響するわけではないとしており、ユーザー満足度が上がることでリピート率が上がれば結果的に検索エンジンの評価につながるとしています。
またすべてのサイトで効果が出るとは限らず、Googleの公式ブログでは、AMPはあらゆる静的コンテンツで効果を発揮するものであり、動的で双方向性を重視したサービスではあまり効果は見込めないとしています。
ここで言う静的というのはニュースや製品ページ、レビュー、動画などが該当し、動的というのは地図の経路案内やメール、ソーシャル ネットワークが該当します。
AMPを導入して本当に効果が見込めるかどうかは、Googleの公式ブログを参考に検討する必要があります。

3.AMPの仕組みと注意すべき点

AMPは検索クエリと関連性の高いAMPページがGoogleのクローラーにキャッシュされることで、検索結果に採用される仕組みです。
AMPに準拠したページが公開されるとクローラーがページをキャッシュし、検索クエリに関連が深いと判断されると結果にURLがリンクされます。
キャッシュ済みのページにアクセスする場合はコンテンツ取得までの時間が短くなり、広告やアナリティクスは遅延読み込みされるため表示が瞬時に行われます。 デメリットがあるとすれば運用の手間の増大や、AMP対応してない広告からのコンバージョンの減少、一部サイトリンクが表示されなくなることで検索流入が減る可能性があることでしょう。

ページごとに正規ページとAMPページの2ページを管理するので、一般的には管理の手間が増大しますが、自動作成したり、AMP化・非AMP化の切り替えが簡単にできるWordPressのようなソフトウェアもあります。
こうしたソフトウェアを使うと、状況によってはエラーが出て、すぐにはAMP化できない場合もあります。
この場合、ツールでエラーを確認して対応するしかありませんが、標準的なAMPエラーに加えてGoogle固有の問題が発生する場合も報告されています。
「URLが見つかりませんでした(404)」「サーバーエラー(5xx)」などといったエラーメッセージが表示される場合については、すべてのエラーに対して修正が必要です。

4.AMPの導入方法

AMPを導入するには、AMP HTMLの宣言に基づきAMP専用のHTMLタグでマークアップしながらページを作成する必要があります。
AMP HTMLの宣言をした上で必須のAMPタグでマークアップし、AMPコンテンツとしてGoogleに認識させるためのWebページを別に作成します。
また、WordPressではAMPプラグインを導入するだけでAMPページを簡単に作成することができます。

ソースコードに詳しくない場合はWordPressの利用がおすすめです。
基本的なテンプレートが公開されているのでそれを利用し、必須となるソースコードをマークアップしたAMP HTMLを作成する必要があります。
既存のHTMLファイルがある場合はコードをコピーし、それを元にindex-amp.htmlを作成すると良いでしょう。